ポスティングのチラシはテーマに合わせて作成しよう
ポスティングでチラシを配布することを考えているならば、その目的をしっかりと考えなければなりません。
たくさんのチラシを入れたとしても反応が良くなるわけではありません。
そのチラシで何を訴えたいのかそしてお客さんがそのチラシを見て反応してくれるのかをよく考えながら制作することが必要になります。
その中で必要なのがテーマになりますがどのようなものがよいか考えてみましょう。
作る側と見る側の温度差を考える
チラシの方向性を決める場合には、方向性を明確にする必要があります。
この方向性を間違えてしまうとたくさんのお金を使ってチラシをまいた割にほとんど反応がないということになりかねません。
良い反応を得るためには、事前にお客さんに何を訴えたいかを明確にすることです。
実は、チラシの反応率が悪い人は、それを作る側とそれを見る側の温度差に気が付いていないことが大半です。
製作する側に関しては、かなり時間をかけて綿密に制作していきます。
1枚のチラシを作るのに数日間かかるようなことも決して珍しくありません。
それだけ情熱的に時間をかけて作ったのだからお客さんがたくさん反応するのは当たり前ではないかと考えるようになるでしょう。
しかしながら、実際に自分自身の自宅にチラシが入っていたことを思い出してもらえればわかりますが、たいていの場合1枚をじっくりとは見ないでしょう。
そもそも、ポストを見るときの多くは外から自宅に戻ってくるだけです。
例えば、男性の場合には仕事で疲れて自宅のポストは開けるわけですがわざわざじっくりと 1枚ずつ最初から最後まで読まないはずです。
家に帰ってやらなければならないことがたくさんありますので、どのような内容のものが来ているかぐらいは見るかもしれませんが、たいていの場合すぐに捨ててしまうことになります。
女性の場合は、結婚しているならば子供のこともありますのでポストに入っているチラシをじっくり見るようなことはありません。
一般的には、1秒程度でそのチラシが訴えていることを判断し必要のないものはすぐにごみ箱に捨ててしまいます。
このような現実を前に、チラシを作る側はいくら一生懸命作ったからといってもそれが結果につながるとは限らないと知っておくべきです。
これを大前提に方向性を決めていくことが重要になります。
シンプルに勝負するのが一番良い
チラシを作ったことがあまりない人は、一つのチラシにたくさんのことを詰め込んでしまいたいと考えるはずです。
お店でも企業でもお客さんに伝えたいことはたくさんありますので、1枚のチラシに多くのことを詰め込んでしまいます。
まるで、朝の通勤列車のようにぎゅうぎゅう詰めにしてそれをお客さんのもとに届けますが、まずこの点を改善しなければなりません。
これがまさしく、チラシを作る側と見る側の温度差になります。
見る側としては限られた時間の中で情報を選別しなければなりません。
特に最近は情報化社会と呼ばれているとおり人々の身近には多くの情報があります。
例えばスマートフォンなどを持っているならばたくさんの情報を見ることができますし、それ以外でもテレビや新聞そして雑誌さらには書籍など多くの情報があふれています。
それにもかかわらず1日は24時間しかありません。そうすると、人々は限られた時間の中で限られた情報のみ見ようとしているわけです。
つまり、チラシを見た時にどのようなことが言いたいのかよくわからないものや、たくさんの情報を詰め込み過ぎている場合には途中でみる気が失せてしまう可能性があるでしょう。
裏を返せば、シンプルなチラシほど反応率が高くなると思って間違いありません。
一見矛盾しているようですが、シンプルなものを作った方がお客さんの視点をくぎ付けにすることが可能です。
見出しを分かりやすくすることが大事
シンプルに作ることは、意外と難しいものです。制作する前にまずは一つのテーマを決めてそれを前面に出すようにしなければなりません。
チラシを提供する側としては歯がゆいかもしれませんが、一つの方向性のみに注目してそれを徹底的にチラシの中に詰め込んでいきます
例えば、学習塾のチラシの場合は様々な内容がありますが例えば夏期講習の生徒を募集する場合ならば、チラシの上の方に夏季講習生募集と大きく書いておきそれ以外の塾の特徴や金額などは下の方にのせておけば十分でしょう。
少なくとも、入塾者募集などのようにぼやけたテーマにするよりはお客さんの反応率は高くなります。
さらに絞り込み学校名などを書いておくとより反応率が高くなります。
例えば、東中学校と呼ばれる学校があった場合「東中学校に通う生徒様のための夏季講習です」などと書いておけばより反応率が高くなるでしょう。
それだけ絞り込みをするのは勇気が必要ですが、結果的に求めているものを手に入れることができます。
このように、お客さんの視点から見た時にどのように見えるかを客観的に判断することが重要です。
チラシの反応率をよくするためには、その方向性を明確にすることが必要になりますが見込み客の視点に立つことが重要になります。
見込み客は、非常に忙しく必要のない情報は可能なかぎりカットしたいと考えていますのでチラシの方向性がぼやけているとお客さんの反応も鈍くなります。
つまり、より良い反応をしてもらいたければパッと見ただけでわかりやすい方向性、そして分かりやすい言葉を使っていることが重要になるわけです。